運転中携帯持っただけの罰金・点数と許されるケースを徹底解説

運転中に携帯を「持っただけ」で違反になるのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。

現代では、スマホが生活の一部となっているため、運転中に携帯を扱う機会も増えています。

しかし、運転中携帯どこまでダメなのか、具体的なルールを理解していないと、思わぬ罰金や違反点数を課されるリスクがあります。

本記事では、運転中の携帯違反が現行犯のみで取り締まられるケースや、信号待ち中に携帯を操作しても違反となるのかなど、詳しく解説していきます。

また、「運転中スマホ膝の上」に置いただけの場合はどうなのか、といった疑問にもお答えします。

これらの内容を通じて、運転中の携帯電話に関する正しい知識を身につけ、安全運転を心がけましょう。

携帯電話保持違反の点数と反則金

違反点数	大型車	普通車	二輪車	小型特殊自動車	原動機付自転車
3点	25,000円	18,000円	15,000円	12,000円	12,000円

出典：警視庁交通違反の点数一覧表、反則行為の種別及び反則金一覧表

記事のポイント

運転中に携帯を持っただけでも違反となるケース
信号待ち中の携帯操作が許される状況
携帯違反時の罰金額や違反点数について
スマホを膝の上に置いただけでも注意が必要な理由

運転中携帯持っただけは違反になるのか？

運転中携帯どこまでダメなのか確認
運転中携帯が許される場合と現行犯のみの違反
運転中携帯信号待ち中の扱いは？
運転中スマホ膝の上に置いただけは違反？
運転中携帯を持っただけの注意点とリスク

運転中携帯どこまでダメなのか確認

運転中に携帯電話を使用することは、基本的に道路交通法で禁止されています。

具体的に言うと、運転中に携帯電話を手に持って通話したり、画面を注視したりすることが違反行為とされます。

その理由は、携帯電話の操作により注意力が低下し、交通事故のリスクが高まるからです。

実際に携帯電話の使用が原因となる事故は増加傾向にあり、特に「ながら運転」が大きな社会問題となっています。

具体的には、スマホを見ながら運転していると、前方の車両や歩行者を認識する時間が遅れ、事故につながるケースが多発しているのです。

ただし、停車中であれば携帯電話の使用は法律上違反になりません。

例えば、信号待ちで車が完全に停止している状態であれば、携帯電話を手に持ったり画面を確認したりすることは問題ありません。

ただし、信号が青になった直後や少しでも車が動き出すと、その瞬間から違反とみなされる可能性があります。

このため、運転中の携帯電話の使用は、できる限り避けることが望ましいです。

ナビの確認や通話が必要な場合は、事前に設定しておくか、安全な場所に停車してから操作するようにしましょう。

これは自身の安全を守るだけでなく、他の道路利用者への配慮でもあります。

運転中携帯が許される場合と現行犯のみの違反

運転中に携帯電話を使用することが許される場合は非常に限られています。

一般的には、車が完全に停止しているとき、つまり信号待ちや渋滞での停車時であれば、携帯電話の操作は許されるとされています。

しかし、車が少しでも動き出すと、その瞬間に違反行為となるので注意が必要です。

一方で、「現行犯のみの違反」という点も重要です。現行犯とは、その場で警察官に携帯電話の使用を確認された場合を指します。

つまり、運転中に携帯電話を使っていたとしても、警察官に直接確認されなければ違反とはなりません。

ただし、ドライブレコーダーの映像や他の証拠によって違反が確認されるケースもあるため、油断は禁物です。

また、運転中にイヤホンを使ったハンズフリー通話は、携帯電話を手に持たない限り許されることがあります。

ただし、通話中に画面を注視したり、操作をしたりすることは違反となるため、注意が必要です。

さらに、イヤホンを両耳につけている場合は、別の道路交通法違反に該当する可能性もあるため、片耳のみの使用を心がけるべきです。

このように、運転中の携帯電話使用に関するルールは厳格で、違反行為は即座に取り締まられることが多いです。

したがって、安全運転を心がけるためにも、運転中の携帯電話の使用は極力控え、必要な場合は必ず安全な場所に停車してから行うようにしましょう。

運転中携帯信号待ち中の扱いは？

運転中でも信号待ちで車が完全に停止している場合、携帯電話の操作は違反とみなされません。

これは、道路交通法上「運転中」とは、車が動いている状態を指すため、停止中であれば携帯電話を手に持ったり、操作することは許されているからです。

したがって、信号待ちの間に電話をかけたり、メッセージを確認する行為自体は問題ありません。

ただし注意が必要なのは、信号が青に変わって発進する際です

。車が動き出した瞬間から「運転中」とみなされますので、その時点で携帯電話を手に持ったり操作していると違反になります。

また、信号待ち中に携帯を操作していて、青信号に気づかず発進が遅れてしまうと、周囲のドライバーに迷惑をかけることもあります。

そのため、信号待ちでの携帯操作も控えるのが望ましいです。

さらに、警察官が見ている場合やドライブレコーダーなどで確認されると、信号待ちでも不注意な運転と判断される可能性があります。

このような状況を避けるためにも、信号待ちでの携帯電話操作はできるだけ控え、安全運転に集中することが大切です。

運転中スマホ膝の上に置いただけは違反？

スマホを膝の上に置いているだけの場合、それ自体は直接的な違反行為とはみなされません。

法律上、運転中に携帯電話を保持して操作していない限り、膝の上に置いているだけでは「ながら運転」の対象にはなりません。

ただし、この行為にはいくつかのリスクが伴います。

まず、スマホが膝から滑り落ちた場合、無意識にそれを拾おうとすることで注意力が散漫になり、事故を引き起こす危険性があります。

また、外部から見たときにスマホを操作しているように見えるため、警察に停車させられたり、誤解を招く可能性も高くなります。

さらに、スマホを膝の上に置くことで、音や振動に気を取られてしまうこともあります。

これにより、運転に対する集中力が低下し、反応が遅れるなどの危険な状況を生む可能性があります。

結果的に、スマホを膝の上に置くだけでも「不注意な運転」とみなされる場合があります。

したがって、スマホはグローブボックスやバッグの中など、手の届かない場所に置くようにすることが推奨されます。

こうすることで、不必要な誤解を招かず、安全運転を維持できるでしょう。

運転中携帯を持っただけの注意点とリスク

運転中に携帯を「持っただけ」であっても、道路交通法上では違反とみなされることがあります。

たとえ通話や操作をしていなくても、ハンドルから手を離して携帯を持っている状態は「保持」とされ、これが交通の安全を損なうと判断されるためです。

実際に携帯を持っていると、注意力が分散されるだけでなく、緊急時の操作や反応が遅れるリスクがあります。

また、携帯を持ちながらの運転は、違反が発覚した際に3点の違反点数と18,000円の反則金（普通車の場合）という重いペナルティが課せられます。

さらに、携帯を持っていたことが原因で交通の危険を生じさせた場合には、1年以下の懲役または30万円以下の罰金といった厳しい罰則に処される可能性もあります。

特に、警察は運転中の携帯保持に対する取り締まりを強化しているため、現行犯で見つかるリスクが非常に高いといえます。

加えて、携帯を持っているだけでも、周囲の車や歩行者にとっては「ながら運転」と判断されるため、不安感を与える可能性があります。

運転中に携帯を持つこと自体が危険であり、他の道路利用者にも迷惑をかける行為となりかねません。

そのため、どうしても携帯を使用する必要がある場合は、安全な場所に車を停車させてから行うことが重要です。

ハンズフリー機能や車載ホルダーを利用する方法もありますが、これらも適切な使い方をしないと違反につながるので注意が必要です。

安全運転のためにも、運転中は携帯を持たないことを徹底しましょう。

運転中携帯持っただけで適用される罰則・罰金

運転中携帯を持った場合の罰金額と内容
運転中携帯違反での点数加算について
運転中携帯を持っただけでも安心できない理由
運転中携帯持っただけの罰金・点数と許されるケースを徹底解説：まとめ

運転中携帯を持った場合の罰金額と内容

運転中に携帯電話を持った場合、罰金額は違反の内容によって異なります。

まず、携帯電話を持ちながら通話をしたり画面を注視した場合、普通車の場合は18,000円の反則金が科されます。

これに加えて、大型車では25,000円、二輪車では15,000円、原付では12,000円の反則金となります。

この罰金は、「携帯を保持していた場合」の金額であり、比較的軽微な違反と見なされるケースです。

一方で、携帯電話の保持が原因で交通事故を引き起こした場合、罰金はさらに厳しくなります。

この場合、反則金ではなく、刑事罰として「1年以下の懲役」または「30万円以下の罰金」が科される可能性があります。

このように、運転中の携帯保持は、たとえ短時間であっても重大なリスクを伴い、その結果として高額な罰金や刑事処分が科される可能性があるため、十分な注意が必要です。

特に、携帯保持による違反は警察が厳しく取り締まっているため、現行犯で摘発されるケースが増えています。

違反が発覚すると、その場で反則金の支払いを求められる場合もあるため、日頃から運転中の携帯使用を避けることが重要です。

運転中携帯違反での点数加算について

運転中に携帯電話を使用した場合、違反点数が加算されます。まず、携帯を保持して通話や画面を注視しただけであっても、3点の違反点数が加算されることになります。

これは「携帯電話保持」に該当する違反であり、改正前の1点から大幅に強化された内容です。

3点の違反は免停には直接つながりませんが、ほかの違反と合わせて累積すれば、免許停止のリスクが高まります。

さらに、携帯の使用が原因で交通事故を起こした場合には、違反点数は一気に6点が加算されます。

6点は免許停止処分に該当するため、この場合は30日間の免停となります。

交通事故を起こした場合の点数加算は非常に重く、運転手としての責任が問われる結果となるため、携帯を使用しながらの運転は絶対に避けるべきです。

なお、違反点数は1度の違反だけでなく、過去3年間の累積点数として記録されます。

そのため、普段からの運転態度や安全意識が重要です。

違反点数が増えると免許更新時にも影響が出る可能性があるため、運転中は携帯電話を手に持たないよう心がけることが大切です。

運転中携帯を持っただけでも安心できない理由

運転中に「携帯を持っただけ」と思っていても、実際には多くのリスクと違反に直結する可能性があります。

まず、道路交通法では運転中に携帯電話を手に持って操作したり、画面を注視したりする行為が禁止されています。

たとえ通話をしていなくても、携帯を手に持った状態であれば警察に違反行為と見なされる可能性が高いのです。

さらに、携帯を持つこと自体が運転操作や注意力の低下につながります。

例えば、携帯を持った手がハンドル操作を妨げたり、画面に目を向ける時間が増えることで前方不注意が生じることがあります。

実際のところ、わずかな気の緩みが重大な事故を引き起こす要因となり得ます。

このようなケースでは「ほんの一瞬でも携帯を持っていた」という事実が事故の原因と判断される可能性があるため、結果として厳しい罰則や違反点数の加算につながります。

また、警察による取り締まりは現行犯を対象にしているため、運転中に携帯を手に持っている姿を見られればすぐに違反として検挙される可能性が高いです。

近年、ながら運転による事故の増加を受けて取り締まりも強化されているため、「持っただけだから大丈夫」という油断は禁物です。

このような理由から、運転中は携帯を持つこと自体を避け、確実に視界や手元をクリアに保つことが最も安全な行動です。